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  • 2022.3.2『6steps』との出会い(うめ)

    木村玲奈さんから1通のメールが送られてきたのはちょうど今から1年ほど前だ。
    公演場所も出演者も決まっていないけれど新しい作品にとりかかっているとのことだった。

    タイトルは『6steps』 。

    6段の階段を使用した作品だという。
    その作品の一部を紹介するワークインプログレスを開くので観に来ないかというお誘いだった。


    タイミングは東京に2回目の緊急事態宣言が出ている時期だった。
    私はというとKYOTO EXPERIMENT 2021 SPRINGがほぼオンライン開催になって生で直接観ることのできる作品に飢えていた。
    ちょうど東京に滞在する期間だったので喜んで出かけることにした。

    一般には公開されていないし客数もごく限られている。
    通常の観劇とは異なる環境と精神状態だったことはお断りしておかなければならないと思う。

    ただワークインと言っても作品は既に十分な姿を得ていて、これまでも継続的に上演する作品を創っている彼女にとっての新しいレパートリーとなることを感じた。


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  • 2022.3.1 prologue「舞台作品に関わる」ということ(うめ)

    ダンサー・振付家の木村玲奈さんの創作に関わることになった。
    と言っても、私が振付をするとかプロデュースするということではない。
    結果的には多岐に渡るサポートをすることになるかもしれないが、主業務は「観客」である。
    それをわざわざ「創作に関わる」というのはいささか仰々しいかもしれない。
    基本的に舞台作品はそこに観客が居て初めて成立して出来上がるものだという話はよくされていることなので今日は一旦そのことを掘り下げないが、本来すべての観客は作品の創作に関わっていると言えるだろう。
    なので「今度公演をしますのでよかったら観に来てください」と声をかけられるのと実際は大きく変わるところもないと思っているのだが、この作品を観て作品について考えるだけでなく、「観客が作品を観る」ことの本質の部分についてもこの創作に関わることを通してあらためて考えてみたいと思い、これを書いてみる。


  • 2022.2.23 (玲奈)

    うめさん、こんばんは。
    あっという間に2月が終わろうとしていて驚きです。

    今回踊ってくれるダンサーの二人 / 川山洋さん(青森)、杉本音音さん(東京)との創作、そしてうめさんともオンラインでミーティング等を行う日々ですが、こちらうめ日記(仮)でも、木村からうめさんに質問を投げかけてみようと思います。

    6stepsは、2019年から様々な方と言葉を交わす中で構想し、2020年12月から創作を始めたダンスです。2021年3月に森下スタジオ(東京)で限定公開という形でワークインプログレスを実施しました。その際、うめさんも現在拠点とされている和歌山から駆けつけてくださいましたね。あの時も感想や様々な言葉をいただきましたが、時が経ち、今回プロジェクトメンバーとして関わっていただく中で、改めて2021年3月のワークインプログレスの感想をお聞きしたいのです。覚えていることで大丈夫なので、ぜひ教えてください。