英語で「階段」を表す言葉には「steps」のほかに「stairs」がある。
ネイティブの人に何人か聞いてみても厳密に使い分けている感じはあまりないのだが、辞書的には「steps」は屋外にある階段、「stairs」は室内の階段という違いがあるようで、あらためてそのように聞いてみると大体「あ~そうそう」という感じの返事がかえってくる。
今回の『6steps』は室内での上演になるので『6stairs』なのではないかとも思うのだが、「stairs」の室内のニュアンスは少し違って、建物の中で上下の階を繋ぐ階段のことである。
一方「steps」は屋外のちょっとした石段のような階段を指すものである。
『6steps』では舞台装置として6段の階段が用意される。
この階段は6段だけの階段で上下の階を繋げるものではない。
ただ6段あるだけの階段である。
またコンセプトは階段を用いた新しいアソビなので、その場所は室内であっても屋外の階段ととらえるのが適当なのだろう。
『6steps』ではその準備運動として、メンバーがあちこちで見つけた気になる階段をInstagramから紹介している。
眺めていると階段に手招きする誰かの姿が浮かぶような気がする。
観劇の前後でちょっと覗いてみて欲しい。